失敗の記録
先日、仕事で大きな失敗をしてしまい、情けなさや悔しい気持ちを覚えておきたいから書く。
失敗の原因は自分の力量の勘違いと準備不足だ。
その仕事で求められるアウトプットに対して、自分の知識や能力は圧倒的に足りていなかった。結果、相手が必要としている成果物を提供できなかった。
仕事を受けるとき、そのことは自分でも薄々気づいていたが、なんとかなると考えてしまった。なにより仕事を発注してくれたことがうれしくて、舞い上がってしまった。
私は自信がもてない成果物を提供することになり、相手の時間を無駄にし、私自身の信用を損なうことになった。
自分の知識や能力が足りていないと感じた時点で、私は正直に事情を話して辞退し、適任者を紹介するべきだったのだ。一度仕事を引き受けた手前、辞退するのは責任感のなさを露呈するようではばかられたが、それは見栄ではなかったか?
上司に相談することもできたはずだ。そんなことも考えつかず、勝手に判断して失敗した。
私は愚かだった。見栄をはっている場合ではなかった。撤退がただしいときもある。
もうひとつの根本的な問題は、私の知識不足だ。
いまの職場で求められている、あたりまえの知識が私には足りていない。よく知らずにやってこれたな。恥ずかしい。本当に恥ずかしくて、あの失敗を起こした現場を思い出すだけで心臓が締め付けられるようだ。
もう仕事は回ってこないかもしれないが、それは私が勉強をさぼっていい理由にはならない。だから、いまから必要な知識を増やしていくのだ。いつかどこかで同じような需要が発生したときのために。今度はちゃんとできるように。
知識をアウトプットする経験は、自分の無知をいやでも痛感させられる。
知った気になっていた自分が恥ずかしい。
ひとつずつやろう。
知識を増やす。知識をアウトプットする。体系的に説明しようとする。
相手が求めているものに興味を持つ。自分の政治性を意識する。
成果物のかたちを決める。
さあ、やろう。