2017-12-04 道ばたの光景 雑記 「来年またね」という言葉とともに二人は別れた。 今は三月だから、来年は早くても九ヵ月後だ。 私には長いと思えたその年月の長さと、二人の別れのあっさりさが不釣り合いに思えた。 来年のその時に必ず会える確信があるのか、別れをそれほど惜しむ間柄じゃないのか。 それとも、おおげさな別れの儀式はもう済んでいるのかもしれない。