2016-12-26 ■ まっとうそうな皮をまとって、内側のドロドロしたものが放つ腐臭を隠しながら、どうにかこうにか生きている。 自分を肯定することができないまま”大人”と呼ばれる年齢になって、いまだに他者を遠ざけるように生きている。 褒められたり、好かれることが怖い。 いつかガッカリされてしまうことが、とても怖い。 いつか大失敗をして上がった評価が下がるなら、最初から最底辺を這いつくばっていたかった。あの頃、言葉にできなかった恐怖の正体は、私の幻想だった。