けものがゆく道のむこう

いいにおいがする方へ かすかな気配をたどる道

悪意のない言葉

誰かの言葉がずしんとくるのは、それが図星だからだ。
自分自身で痛いほどにわかってて、だけど直視するのが怖いような事柄を、言語化されて渡されてしまった。

悪意なく投げられた言葉。発言者を恨んでみても、生産性がない。
恨んだところで、私の状況は変わらない。ここにいる限り、また別の言葉に傷つき、血だまりの中を延々歩かなければならない。
悔しかったり、苦しかったりするなら、この状況から抜け出すまでだ。