けものがゆく道のむこう

いいにおいがする方へ かすかな気配をたどる道

優しさにあぐらをかいて

言葉が口を衝いて出てしまう
あの人の視線を得たかっただけでしょう
なんて愚かな言葉

約束が守れない
あの人の優しさにあぐらをかいて
次は何をしようというの

わがままも大概になさい
自分の手綱を握りなさい
自分から出てくる言葉を自分よりも大事にしなさい

大事なものが何であるか
わからないあなたではないでしょう

大切なものをその手で守れるように
大切な瞬間を逃してしまわないように
背筋を伸ばして立つの
まっすぐ相手の視線を受け止めるの

そうできる自分でいるために
毎日をしっかりと生きるの