けものがゆく道のむこう

いいにおいがする方へ かすかな気配をたどる道

よりみち

これまで、誰かに頼みごとをしたり、ものを訊ねたり、自分が作ったものを見せる、などの行為につきまとっていた緊張感が薄れてきた。 息がしやすい。とても。断られてもいいし、否定されてもいい。それは大きな問題ではない。 ということは、うっすらとわか…

”新しい場所”というのは得意だとおもっていたけれど、そうでもない。 こんなにすぐに不適応の吐き気がするのは初めてだと思う。自分の首を自分たちの手で絞めていることに気づいていながら、その手を緩めることができずにいる人々の中で。