けものがゆく道のむこう

いいにおいがする方へ かすかな気配をたどる道

苦痛でしかたのないあの視線、あのまなざしは、私が私自身の視線を相手に投射して、自分を見ているのではないか。

絶えず私を見つめているのが私自身の目であるならば、私が私にとってよい存在にならない限り、いくら環境を変えようと、私はこの不安を抱き続ける。

まなざしの正体は、私による、私に向けられた、検閲